06/17 2009

マスメディアとtwitterのコントラスト

tekusuke:

日本にいると両者のコントラストは明瞭なのだけど、それは日本のマスメディアが、報道機関として、ことさらに知力も体力も時の運も低下しているから、というのもあると思う。

たとえば先週欧州にいたときも、BBCはずっとイランの選挙のことを特集してたんだよね。つまりこうなることを予想していて、ちゃんと取材して、現地にも人を送り込んで、もちろんいまも報道を続けている、ということなんだと思う。

そういう動きができるのって、日本ではどこかにいるかね?それだったらむしろ一次情報っぽく見えるblogだのtwitterだのにあたった方がいいんじゃね?というところ。

でもね、マスメディアにも報道機関にもまだまだ一定の役割がある以上、現状の日本の状況ってのは、やっぱり問題であり、また国民にとっては不幸なんですよ。ましてネットがその役割を即座に、それこそこのあと10分後から代替できるか、というと、100%できないわけでね。

つーわけで引っ越したらBBCを見れるようにしておこうと思う。同じパックでbloombergも見れるみたいだから幸せ。

Tristan_Tristan:

@tekusuke ちょっと反論しますが、今年だけでも、例えばタイの騒乱やスリランカの内乱など、日本のメディアは一応現場に入ってちゃんと報じてるんですよ。ただ、日本の世論はほとんど反応しない。欧米人もアジアのことはあまり興味がないから、まあスルーされてますね。

tekusuke:

@Tristan_Tristan あー、LTTE敗北はちゃんと現地入ってたんですか。それは失礼。あれは日本にとってちょっとショッキングな出来事でしたねえ。

Tristan_Tristan:

@tekusuke 避難民キャンプのルポとか(日本人クレジットのもの)を読みました。イランも、クレジット見る限り、日本メディアは現地に入ってますね。欧米人が中東に極度に高い関心を持つのは歴史的・経済的に当然ですから、メディアもTwitterもそれ相応かなと。

tekusuke:

@Tristan_Tristan イランについては日本も本来高い関心を持つべきところだったんですけどねえ…歴史の不可逆を切なく感じます。

Tristan_Tristan:

@tekusuke 基本的に国外の動きには関心低いですね。騒乱や内乱は毎月のように起きているわけで、視聴率が上がるならTVは映すし、新聞も雑誌も書くけど、ほとんど誰も見ないし読まないわけで。関心持たれるのは、経済的影響が大きいか、日本人が巻き込まれたときくらいではないですかねえ。

tekusuke:

@Tristan_Tristan まあみんながみんな関心を持つ必要はないと思いますが、関心のある人が情報にリーチしにくいという状態は、ちょっと残念ですね。

Tristan_Tristan:

@tekusuke そうですね。でも新聞の外報面や通信社の外電、NHKのレポート(Nスペなど含む)を丹念に見れば、現状でもまだ相当な情報があると思うんですが。ただ確かに雑誌と民放の海外報告は相当減った印象があります(これもデータを取っていないので断定はできないのですが)。

tekusuke:

@Tristan_Tristan いやー、海外の主要紙と日本の新聞を並べてみると、やっぱりそもそも抜け落ちてるし浅いし、というのは否めないと思います…。台所事情が苦しいのは分かるんですけど、品質を落としていくのは文筆業にとっては緩慢な自殺に等しいと思います。

Tristan_Tristan:

@tekusuke たぶんそれは台所事情というより、国外報道というものの歴史と市場の違いだろうと思います。日本の場合、「海外のことを知りたい/知らせたい」という教養 主義的ニーズが中心ですが、ヨーロッパの場合は陸続きで敵国だらけだったという歴史的要因が非常に大きかったのかなと。

Tristan_Tristan:

イギリスの「タイムズ」なぞ、創刊の数 年後にフランス革命が起き、さらにナポレオン戦争が延々と続きと、創刊当初から国際情勢を把握するニーズは政治・軍事・経済的にも非常に高かったでしょ う。その末裔たちに比べて、日本のメディアは全然鍛えられていないというのは完全に同意です。

Tristan_Tristan:

日本の海外報道が最高水準を示したの は、ベトナム戦争だったでしょうか。日本メディアの左翼的性質が、「アメリカのアジア侵略」的文脈への反発で一致した面はあるにせよ、テレビも新聞もあれ が絶頂だったかも。欧米メディアのレベルをしのいでいたかもしれません。ただその後は……

Tristan_Tristan:

そのへんはどう解決したらいいのかなあ。欧米のメディアも、いわゆる大衆紙レベルでは全く「大衆的」なんだけど、「ハイブロウ」なメディアの水準がすごいので。日本では欧米的な意味でのクォリティペーパーはないですからねえ……と最後はひとりごと。

tekusuke:

@Tristan_Tristan もちろんその背景は同意なんですが、ただここ30-40年くらいで、海外への関心というか取り組みが低下しているような気がするんですよね。これは経済活動についても同じ(というか相似そのもの)で、海外で暴れてくるというのがすごく減っている様な。